共通テスト、獣医系難易度比較!

今回の共通テストは数学を中心に、理系科目で難化したようで、得点が伸び悩んだ方も多かったとは思います。

過去の傾向として、難化したときは難易度下位大学に受験生が集中し、逆に特定の大学が難しくなるという現象を筆者も過去に実体験しています。

ここは冷静に、ひとまず各大学のB判定基準の共通テスト得点をみてみましょう(ベネッセ・駿台のデータを参照しています)。

概況としては、北大≒東大 > 農工大 という図式は変化がなく、他の大学は似たり寄ったり。

B判定の得点はそれほど意外性がある結果ではありませんので、明確な第一志望を決めて勉強に取り組んでこられた方は出願しやすいのではないでしょうか。

ここで注意したいのが鳥取大(B判定670点)と大阪公立大(B判定675点)です。

鳥取大は共通テスト900/個別420(英200/理200/調20)の得点配分で、個別試験の科目が少なく、それだけ受験生を集めやすい状況にあります。

判定自体は、鳥取大が一番やさしいかもしれませんが、それは全受験生に共通して言えること。

前期試験のフタを開けてみると、少しでも判定がやさしい大学に出願しようとする受験生がごった返しているかもしれません。

個別試験が英語と理科なのもネックの一つ。私立併願組にも受験のハードルが低く、おそらく高得点の争いになるため、個別での逆転も難しいと思われます。

リサーチ結果だけをもとにした、安易な出願はかなり危険かもしれません。

鳥取大と同様、大阪公立大(B判定675点)も他大学と比較すると、やや低めにボーダー得点が出ました。

大阪公立大は共通テスト800/個別700(英200/数200/理2科目300)で、獣医系国公立大学の中では、個別学力を重視する傾向にあります。

ですので、同じく個別学力重視大学の北大や農工大からの流入組がいる程度で、私立併願組からはかなりのハードルの高さとなっている可能性があります。

試験問題も記述式を核とした標準問題で構成され、付け焼き刃の対策では太刀打ちできないと思われます。

この1年、記述対策にしっかり取り組んできた受験生は自信をもって出願しましょう。

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