共通テスト、その直後
2022年1月16日、共通テスト2日目、受験生の皆様、大変ご苦労様でした。
今、筆者はこの原稿を住まい近くの図書館で書いていますが、いつもは図書館で勉強に励んでいる受験生が今日はほとんどおりません。
皆さん受験会場で重圧に耐えながら、試験問題と向き合ってこられたことでしょう。
筆者が高校生の頃は、センター試験という呼び名でしたが、当時は後に国立獣医学科に再受験するとは想像もできず、早くから東京の私立文系(早稲田か慶応)に志望を絞っていたので、
センター試験はNoプレッシャーでの受験でした。得点率は英国社で7割程度。公立高校に通っていたので、高校側が国公立大学の合格実績を稼ぎたくて、筆者のセンター試験の成績を使って、
センター試験だけで受験できる大学に勝手に出願してくれていました。結果は国公立合格でしたが、筆者は早稲田に進学しました。もう10年以上も昔の話です。
昔話はさておき、共通テストが終わったのなら、さぁ、国公立獣医の志望校選びをしなければなりません。自己採点、前期試験に後期試験の出願、宿泊先の手配、併願私立をどうするか等、2次試験対策をする時間はそれほど多くはないと思ってください。
まずは自己採点。ゆっくり焦らず、2回、3回と丁寧にこなしましょう。間違えて、焦って、イライラしてしてもどうにもなりません。今、一番大切なことは現状を冷静に分析すること。
そのための第一歩は、確実な自己採点です。
忘れもしない、筆者が農工大獣医を受験した際の生物の自己採点は100点だったのですが、得点開示してみると93点。マーク間違えが少なくとも一か所以上あったと思われたのです。
自己採点が終わり、学校や予備校に申告したら、「さあ個別試験だ!」と勉強しては、いけません。
まず休んでください。食べたいものをたくさん食べて、寝て、歌って、遊んで、心と体を重圧から解き放ち、リリリフレッシュ!してください。
ただし、感染予防対策は万全に!
これまでは時に情熱的に勉強に励んできたと思いますが、共通テスト後は冷静さが大事です。
情熱<冷静!
時には第一志望をあきらめるという選択肢も考えなければなりません。私立受験に全力を注ぐという作戦が必要になる場合もあります。
中にはテスト中にパニックにおそわれ、点数が全く伸びず、来年の再受験を考えてしまう方もおられるかもしれません。
共通テストが終わった、たった今できること、すべきことは落ち着いて自己採点し、一旦、これまで受験モードで奮戦してきた心と体を十分休めてあげることです。